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■薬剤師会広報誌「富薬」より

※各薬草名から薬草写真をご覧いただけます。
広報誌NO 薬草と効果・効能
253 ヤマゴボウ
【生薬】ショウリク(商陸)  秋に掘取り、水洗いしてから輪切りにし、陽乾。大きく、色が白く、粉性で両面の環紋が鮮明なものが良品。
【成分】アルカロイド:phytolaccine、KNO3
【効能】利尿薬として用いる。
252 カワラナデシコ
【生薬】クバクシ(瞿麦子) 果実が熟した秋に採取、陰干し後手で揉んで黒い種子を集め、日干しする。中国では全草(瞿麦草)を、日本では種子を用いることが多い。
【成分】サポニン。
【効能】水腫(むくみ)のときの利尿に、また通経薬として月経不順に用いる。
251 イブキジャコウソウ
【生薬】開花期の地上部を刈取り、水洗後陰干しする。
【成分】精油:cymene,thymol,carvacrol,pinene,borneol,linalool等。
【効能】発汗、収斂、強壮、利尿薬としてかぜの熱や頭痛、痰、咳に用いる。浴湯料。
250 ベラドンナ
【生薬】ベラドンナコン 生育の良いものは1年目の秋から掘取ることができる。水洗後15〜20cmに横断し、風通しの良いところで乾燥。
【成分】トロパンアルカロイド:主にhyoscyamine、他にatropine,scopolamine等。
クマリン誘導体:scopoletin,scopolin等。
【効能】鎮痛・鎮痙薬。ベラドンナエキス製造原料。
249 クサノオウ
【生薬】ハックツサイ(白屈菜) 夏に地上部を刈取り、陽乾。
【成分】アルカロイド:chelidonine,chelerythrine,protopine,α-,β-allocryptopine,sanguinarine,berberine,sparte ine等。
【効能】鎮痛、鎮痙作用があり、胃潰瘍や肝臓病に用いたが毒性が強く現在はあまり用いられない。生汁をいぼ、たむし、腫れもの、むしさされに塗布する。湿疹に煎汁を塗布。
248 マンサク
【生薬】夏に葉を採取して陽乾。
【成分】hamamelistannin
【効能】収斂止血、止瀉薬として煎服。煎汁を痔や湿疹に塗布。浴湯料。
247 キダチアロエ
【生薬】キダチロカイ(木立蘆薈) 使用時に随時葉を取り用いる。
【成分】アロイン配糖体:barbaloin,aloinosideA,B等、アントラキノン類:aloe-emodin等。
クロモン配糖体:aloesin等。
【効能】健胃緩下に生の葉をすりおろして服用。切り傷、腫れもの、火傷に葉の汁または粘液質部分を外用する。
246 ダイダイ
【生薬】トウヒ(橙皮) 成熟した果実の上下を切取り、四つ割にして果皮を剥ぎ、陽乾する。
【成分】精油:d-limonene,citronellal等、flavanone配糖体:hesperidin,naringin等、flavone配糖体:rhoifolin等、triterpenoid:limonin等。
【効能】芳香性苦味健胃薬、去痰、排膿、緩下薬。
245 コノテガシワ
【生薬】ハクシニン(柏子仁) 晩秋から初冬に果実を取り、付き砕いて中の種子を集める。 ソクハクヨウ(側柏葉) 夏から秋にかけて小枝を切り取り、陽乾する。
【成分】種子−脂肪油、葉−精油:pinene,sesquiterpen-alcohol,caryophyllene等、蝋成分:juniperic acid等、フラボノイド:hinokiflavone等。
【効能】種子−滋養、強壮、鎮静薬。葉−収斂、鎮痛、止血薬。
244 クサボケ
【生薬】ワモッカ(和木瓜) 夏の終わり頃、青い果実を取り、5分程湯通しした後、縦割りにし天日乾燥する。
【成分】有機酸:malic acid,citric acid,tartaric acid等。
【効能】強壮、鎮痙、鎮咳、利尿薬として下肢の筋肉痛、疼痛や脚気、胃痙攣、暑気あたりによる筋肉の痙攣に用いる。
243 アキカラマツ
【生薬】タカトウグサ(高遠草) 夏から秋にかけて開花中に地上部を刈り取り、荒く刻んで天日乾燥する。
【成分】アルカロイド:magnoflorine,thalcthuberine,thalicrine等。
フラボノイド:thalictiin
【効能】民間薬。食欲不振、消化不良、腹痛に煎じて服用。
242 キョウチクトウ
【生薬】キョウチクトウ(夾竹桃) 随時採取し乾燥する。
【成分】強心配糖体:oleandrin,neriantin,adynerin,desacetyl- oleandrin等。ursolic acid,rutin等。
【効能】打撲の腫れ、痛みに葉もしくは樹皮を煎じて患部を洗う。強心作用があるが毒性が強く用いない。
241

ハブソウ
【生薬】ボウコウナン(望江南) 秋に果実が褐色を帯びてきたとき果柄ごともぎ取り日干しする。乾燥後果実をしごいて種子を採取し、再び乾燥する。採集が遅れると中の種子ごとカビるので注意。
【成分】アントラキノン類:emodin,obtusin,chrysophanol, physcione。ナフトピロン類:rubrofusarin。ナフタリン類:torachrysone。その他タンニン、脂肪油。
【効能】健胃、緩下剤として焙じた種子を煎じて服用する。虫刺されに生の葉の絞り汁を塗布する。

240

アマ
【生薬】アマニン(亜麻仁) 夏、果実が褐変した時採集し、天日乾燥。赤褐色でつやがあり丸みがあるものが良品。
【成分】脂肪油:linoleic acid,linolenic acid,oleic acid,stearic acid,等。
     青酸配糖体:linamarin。その他粘液質、蛋白質。
【効能】解毒、鎮痛薬。種子をつぶして水と練り、皮膚の痒み、抜け毛に用いる。

239 ジャケツイバラ
【生薬】ウンジツ(雲実) 夏に豆果を取り天日乾燥すると殻が裂ける。黒褐色の種子を取出し天日乾燥する。
【成分】未詳。
【効能】マラリアの解熱、止瀉薬、駆虫薬として用いる。
238 メグスリノキ
【生薬】メグスリノキ(目薬木) 夏に樹皮または小枝を取り天日乾燥。
【成分】tannin,フェノール化合物:epi-rhododendrin,ステロール類:β-sitosterol,クマリン類:scopoletin等。
【効能】日本の民間薬。結膜下出血、急性結膜炎、ものもらい等眼疾患に煎液で洗うか湿布する。肝疾患に煎服。
237 フジモドキ
【生薬】ゲンカ(芫花) 花の開く前の蕾を採取し、陽乾する。蕾が多く、淡紫色のものが良品。
【成分】genkanin,apigenin,sitosterol等。
【効能】瀉下、利尿作用があり、浮腫、腹水、胸水、喘息などを目的に漢方処方に配合される。
236 ポットマリーゴールド
【生薬】キンセンカ(金盞花) 開花期に花を摘取り、陰干した後花弁だけを集める。
【成分】カロチノイド:lycopene,violaxanthin,flavoxanthin,rubixanthin等。精油、樹脂、粘液質等。
【効能】月経不順、消化不良、利胆に熱湯を注いで服用する。皮膚の炎症や湿疹、打ち身に外用。
235 ビャクダン
【生薬】ビャクダン(白檀)年中採取可能。辺材を除いた心材を陰干しする。黄色で硬く油性で香りが濃いものが良品。
【成分】精油:α-,β-santalol,teresantalol,acetylsantalol,santene,等。色素:santalinA,B等。
【効能】健胃、鎮痛薬として胃の痞え、食欲不振冷えて胸や腹が痛むときに用いる。白檀油原料。
234 シナジンコウ
【生薬】ジンコウ(沈香) 傷ついた木部に樹脂が染込み永年にわたって黒褐色に変色した部分を採取する。自然に樹脂が溜まったもので、質が堅く、重く油性に富み、粘り気のあるものが良品。
【成分】精油:benzylacetone,p-methoxybenzylacetone,hydrocinnamic acid,agarospirol,
agarol,agarofurans等。
【効能】鎮静、解毒、健胃薬として沈香降気湯、沈香天麻湯等の漢方処方や六神丸、奇応丸等の家庭薬に配合される。
233 タラヨウ
【生薬】クテイチャ(苦丁茶) 常緑なので必要時に採取できるが、春から夏に掛けて葉を取り乾燥する。
【成分】精油:ursolic acid,β-amyrin,lupeol,taraxerol,uvaol,β-sitosterol等。
【効能】頭痛、歯痛、耳鳴、目赤、難聴等を目的にお茶として利用する。
232 ステビア
【生薬】葉 7月下旬頃から収穫が可能。株元から6節ほど残して刈取ると秋にもう一度収穫できる。乾燥後、足踏み脱穀機で葉を落とし、再び乾燥して保存する。
【成分】甘味成分:stevioside,rebaudioside A。
【効能】低カロリー甘味料。高血圧や糖尿病に用いることがある。最近、濃縮エキスを土壌改良の目的で農業資材として利用されている。
231 サネブトナツメ
【生薬】サンソウニン(酸棗仁) 秋熟した果実を取り、果肉を除き果核を取出し、核殻を石臼で砕いて種子を取出し陽乾する。粒が膨らんで大きく、外皮が紫赤色のものが良品。
【成分】サポニン:jujubosideA,B,C等、フラボノイド:swertisin,puerarin,spinosin等。
【効能】神経強壮、鎮静、睡眠薬として心因性神経症の不眠、健忘症、口渇、虚弱体質者の多汗症などに応用する。
230 メハジキ
【生薬】ヤクモソウ(益母草) 夏、花の咲始めに地上部を刈取り、陽乾する。茎が細く、質が柔らかく、緑色のものが良品。
【成分】フラボノイド:rutin、アルカロイド:leonurine,leonuridine,leonurinine,stachydrine等。
【効能】月経不順、めまい、下腹痛、生理痛、打撲、痔に民間薬として用いる他、漢方処方に配合される。
229 ノダケ
【生薬】ゼンコ(前胡)晩秋に根を掘起こし、水洗、茎・ひげ根を切取り天日で乾燥する。長く、質が堅く、断面が黄白色で香りの強いものが良品。
【成分】furocoumarin類:decursin,nodakenin、精油:estragole,limonene等。
【効能】解熱、去痰、喘息、吐気、食欲増進、気管支炎、風邪などに用いる。
228 ウド
【生薬】ドクカツ(独活)秋に掘取り、根を取除き水洗してから陽乾する。質が堅く、油性のあるものが良品。
【成分】精油:limonene,sabinene,pinene,terpinene等、ジテルペン酸類、ステロール、アルカロイド等。
【効能】発汗、解熱、消炎、鎮痛、利尿薬として風邪、頭痛、めまい、リウマチ、神経痛に用いる。葉や茎を浴剤に使う。
227 オニユリ
【生薬】ビャクゴウ(百合)地上部が枯れた頃掘取り、水洗し鱗片を剥ぎ取り、熱湯をくぐらせてから陽乾する。鱗片が肉厚で黄白色、堅く筋のないものが良品。
【成分】粘液質、澱粉、脂肪、蛋白質、カロチノイドと少量のアルカロイド。
【効能】消炎、鎮咳、鎮静、滋養強壮、解熱、利尿、止血薬として漢方処方に配合される。食用としても用いる。
226 ケイ
【生薬】ケイヒ(桂皮)樹皮を剥ぎ取りそのまま乾燥するかまたは、周皮の一部を除いて乾燥する。半管状または巻き込んだ管状で、断面が紫紅色、油性が高く、香りが強く、味が甘く、渋味がないものを良品。
【成分】精油(1〜3%含有):cinnamic aldehyde,cinnamyl acetate,phenyl-propyl acetate,cinnamic acid等。
【効能】気の上衝、発表作用があり駆風、発汗、解熱鎮痛薬として頭痛、発熱、感冒、身体疫痛、のぼせ等を目的に漢方処方に配合される他、芳香性健胃薬として配合剤に用いる。
225 アセビ
【生薬】アセビ(馬酔木)常緑樹なので葉を採取し生のまま用いる。または夏季に採取し乾燥し保存する。
【成分】有毒成分asebotoxin1,2,3、grayanotoxin3等。他にasebotin,aseboquercitrin,asebopurpurine,taraxerol等を含有する。
【効能】葉を煎じて農作物の殺虫剤、家畜の皮膚寄生虫駆除に用いる。
224 アマナ
【生薬】コウジコウ(光慈姑)花の終わる頃の4月に掘取り、ひげ根と外皮をとって天日乾燥する。白色で質が詰まっているものが良品。
【成分】未詳。colchicine等アルカロイドを含有されているという報告がある。デンプン。
【効能】中国では咽喉腫痛、瘰癧、腫れ物に、日本では咽喉痛に用いる。滋養強壮に薬用酒にして飲用される。
223 コウリョウキョウ
【生薬】コウリョウキョウ(高良姜)秋に掘取り、茎葉、根を取去り天日乾燥する。辛く、太くて堅く、紅褐色のものが良品。
【成分】精油:cineole,methylcinnamate等、辛味成分:galangol、フラボノイド:galangin,kaempferid,alpinin等。
【効能】漢方処方(安中散等)に配合される他、芳香性健胃、鎮痛、鎮吐薬として家庭薬にも配合される。
222 ソシンロウバイ
【生薬】ロウバイカ(蝋梅花) 1月に開花前の蕾を採取し、陰干しする。まだ開花していないものを良品とする。
【成分】精油:borneol,linalool,campher,eucalyptole,pinene等、種子はアルカロイドcalycanthineを含み有毒。
【効能】解熱、鎮咳、鎮静薬として用いるほか、ゴマ油に浸して火傷に塗布する。
221 ムクロジ
【生薬】エンメイヒ(延命皮)成熟した果実の果肉を剥ぎ取り陽乾する。
【成分】ムクロジサポニン:sapindosideA.B.C.D.E. 等。
【効能】気管支炎、去痰、咽喉炎に服用する。また石鹸の代用として洗剤として用いた。
220 キクイモ
【生薬】キクイモ
【成分】inulin
【効能】inulinを多く含むため過去には果糖やアルコール製造用の原料とされた。また澱粉質を含まないため、糖尿病患者の野菜として利用されている。
219 リュウノウギク
【生薬】リュウノウギク(竜脳菊)
【成分】精油:l-camphen,dl- camphen 等。
【効能】民間で冷え性、腰痛、リウマチ、神経痛に浴湯料として用いる。
218 チョウセンアサガオ
【生薬】マンダラヨウ(曼陀羅葉)
【成分】トロパンアルカロイド:scopolamine, hyoscyamine, atropine
【効能】鎮痛麻痺作用があり喘息、神経痛、胃痙攣に用いたが、毒性が強く、現在では用いることがない。
217 ヒメガマ
【生薬】ホオウ(蒲黄) 花粉を放出する前に雄花穂を切取り、新聞紙上で乾燥する。軽くはたいて黄色い花粉を集める。
【成分】isorhamnetinの配糖体、pentacosane、β-sitosterol、脂肪油:palmitic acid, stearic acid等、糖:glucose, fructose, rhamnose等。
【効能】止血作用があり外傷、痔、火傷、鼻出血に外用し、吐血、血便、子宮出血や通経、下腹部痛に内服する。
216 オカゼリ
【生薬】ジャショウシ(蛇床子) 果実が成熟し黄色になったとき刈取り乾燥して果実を落とし、天日乾燥する。豊満で灰黄色、臭いの強いものが良品。
【成分】精油:pinene,camphene,bornyl isovalerate、cumarin類等。
【効能】漢方処方に配合され、陰部の湿疹、外陰部痒症、湿疹、インポテンツ、不妊症などに用いる。
215 ヒメウコギ
【生薬】ゴカヒ(五加皮) 初春、芽吹く前に根を堀上げ、陽乾する。根皮は薄く、市場性は無い。
【成分】4-methoxysalicylaldehyde,palmitic acid,arachic acid,linolic acid等。
【効能】鎮痛、強壮薬として腹痛冷え性、疲労関節リウマチ遺尿小児の発育不良などに用います。ウコギ酒や葉をウコギ茶、蔬菜として食用にもちいます。
214 メギ
【生薬】ショウバク(小檗) 晩秋に掘起こし、小枝、刺、ひげ根を取除き、水洗い後陽乾する。
【成分】アルカロイド:oxyacanthine,berbamine,
             berberine,oxyberberine,palmatin,
             jateorrhizine,columbamine,
             magnoflorine等。
【効能】結膜炎などに煎汁で洗眼する。苦味健胃薬に煎じて服用。
213 ヤマザクラ
【生薬】オウヒ(桜皮) 夏に余り老朽化していない樹皮を剥ぎ、天日乾燥する。
【成分】フラボノイド:sakuranin,sakuranetin,glucogenkwanin,naringenin等。
【効能】蕁麻疹、腫れ物など皮膚病に用いる。エキスはブロチンの名で鎮咳去痰薬として配合されます。華岡青洲家家方の十味敗毒湯にも配合される。
212 ショウズク
【生薬】ショウズク(小豆、Cardamon Seed) 熱帯地方では周年収穫が可能です。完熟する前に収穫し、天日乾燥する。充実し、芳香が強く、精油含量の多いものが良品。
【成分】精油:d-α-terpinyl acetate, d-α-terpineol,1,8-cineole, α-pinene,linalool,nerolidol等、脂肪油、Mn等。
【効能】芳香性健胃薬、駆風薬として用いられるほか、重要な香辛料でもある。
211 ニュウコウジュ
【生薬】ニュウコウ(乳香) 春または夏、幹の下から上へ切り傷をつけ浸出してくる樹脂が固まってから採取する。淡黄色、半透明で芳香のあるものが良品。
【成分】樹脂:boswellic acid,olibanoresene、ガム質:arabic acidのCa,Mg塩、精油:pinene,dipentene等。
【効能】鎮痛、消炎薬として腹痛、月経痛、打撲傷、筋肉痛、皮膚化膿症に用いる。
210 ゴボウ
【生薬】ゴボウシ(牛蒡子) 春に種を蒔くと翌年の初夏に花が咲きます。初秋に成熟した果実を採取し、よく乾燥してから種子を取り出し再び乾燥。大粒で、ふっくらとし、外皮が灰褐色のものが良品。
【成分】neoarctin A, eoarctinB, arctiin, arctigenin, lappaol,daucosterol等。
【効能】解毒、消炎、排膿薬として腫れ物、咽喉腫痛、むくみ、慢性の皮膚疾患に用いる他、漢方処方にも配合される。
209 クリスマスローズ
【生薬】秋に掘取り、天日乾燥する。
【成分】強心配糖体:hellebrin等。
【効能】過去に強心剤、吐剤、下剤として用いられたことがあるが、毒性が強く現在では用いない。
208 ヤツデ
【生薬】ヤツデ 常緑樹なので葉を生のまま用いる。乾燥して保存するときは、刻んでから天日で速やかに乾燥する。
【成分】サポニン:β-fatsin。
【効能】民間薬。葉を煎じて去痰薬とする他、リウマチに浴湯料として用いる。
207 ローズマリー
【生薬】ロスマリン葉(迷迭香) 常緑ですので常時必要に応じて採取します。保存用には6〜8月枝ごと切取り、風通しの良い所に吊るして乾燥し、葉を採取します。
【成分】精油:camphene,pinene,cineole,camphor,borneol等、その他rosmarinic acid,rosmaricine,betulin等。
【効能】胆嚢炎、胃腸障害、頭痛、眩暈、不眠、動悸の治療に用いられる他、リウマチ、関節炎、歯痛、皮膚疾患に外用されます。
206 シソ
【生薬】ソヨウ(蘇葉) 開花期直前に刈取り、半日ほど陽乾し、葉を取り日陰で乾燥する。香が強いものが良品。
【成分】精油成分:perillaldehyde, limonene, pinene等、その他shisonin, apigenin, caffeic acid等。
【効能】主として鎮咳去痰薬、風邪薬と見なされる漢方処方に配合される。芳香性健胃薬としても用いられる。
205 アサ
【生薬】マシニン(麻子仁) 秋、果実が成熟した時株ごと刈取り、乾燥後に果実を叩き落とす。黄色で皮殻が無く、豊満なものが良品。
【成分】脂肪油約30%:linolic acid, linolenic acid, oleic acid等、その他pentosan, dextrin, cholone, torigonelline等。
【効能】主に麻子仁丸等の漢方処方に配合される他、緩下、鎮咳薬として煎服される。
204 イノンド
【生薬】ジラシ(蒔蘿子) 果実が成熟し、脱落しないうちに果枝を摘み取り、乾燥してから果実を落とし、充分に乾燥する。
【成分】精油3〜4%:carvone, limonene, dill-apiol等。
【効能】芳香性健胃、駆風薬として食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛に。民間ではしゃっくり止めに用いる。
203 クサスギカズラ
【生薬】テンモンドウ(天門冬) 春に掘取り、水洗後30分程蒸してから外皮を剥ぎ取り、天日で乾燥します。肉厚で緻密、黄白色の半透明なものが良品。
【成分】asparagine, β‐sitosterol, saponin等。
【効能】利尿、鎮咳、止渇、滋養強壮、緩和、通便薬として漢方処方に配合されます。民間では滋養強壮、虚弱体質に薬用酒にして飲用します。
202 アマドコロ
【生薬】イズイ(萎) 春または秋に根茎を堀上げ、水洗、ひげ根を除いて乾燥する。縦割りまたは蒸してから乾燥するのも良い。質が柔らかく、粘液質、やや甘味がある。
【成分】配糖体:convallamarin, convallarin、chelidonic acid、azetidin-2-carbonic acid、粘液質:odoratan, polygonatum-fructans O-A等。
【効能】滋養強壮薬として病後の体力減退、精力減退、老化防止に煎じてまた薬酒にして服用する。打撲傷には粉末を黄柏末と食酢で練って貼る。
201 ボタン
【生薬】ボタンピ(牡丹皮) 秋に掘取り、水洗後木槌で軽く叩いて木芯を出し、根皮を裂くようにして芯を抜取り、5〜10cmに切断した後陽乾する。外面が紫褐色で切面に白色結晶を付け、独特の香気があるものが良品。
【成分】paeonol, paeonolide, paeonosidepaeoniflorin等。
【効能】婦人薬として有名で、消炎、解熱、浄血、通経の目的で主に婦人薬とみなされる漢方処方に配合される。
200 ニクズク
【生薬】ニクズク(肉豆蒄) 熟果を摘取り、果皮を切開いて仮種皮(メース)を剥ぎ取り陽乾する。大きくて重く、堅くて香りが濃厚なものが良品。
【成分】精油(3〜9%):d-camphene, d-α-pinene, safrole, myristicin等、固形脂肪(28〜34%):myristic acid等。
【効能】食欲不振、鼓腸、腹部膨満感、腹鳴、腹痛など胃腸機能の衰えたタイプの健胃に用いる。
199 バニラ
【生薬】バニラビーンズ(Vanilla beans) 果実が黄変した時摘取り、午前中は日に当て、午後は毛布にくるみ、夜間は機密にして醗酵させます。その後表面に油を塗り、2ヶ月程徐々に天日で乾燥します。
【成分】vanillin1〜4%。
【効能】アイスクリームやチョコレートなどの食品香料、香水やコロンなどの化粧品の香料に幅広く使われています。原産地では強壮、催淫、通経、鎮静、貧血に煎服しました。
198 ユズリハ
【生薬】ユズリハ(譲葉) 夏に葉及び茎を採取し、天日乾燥。
【成分】アルカロイド:daphnimacrin等。
【効能】民間薬。解毒、駆虫、去痰、利尿薬として腫れ物や寄生虫、喘息に煎服しますが、毒性が強く使用には注意を要します。
197 トウガン
【生薬】トウガシ(冬瓜子) 果実を切ったとき、種子を集めて水洗し、天日乾燥する。白色で粒が飽満なものが良品。
【成分】サポニン、脂肪、タンパク、adenine、trigoneline等。
【効能】鎮咳、去痰、排膿、消炎性利尿薬として漢方処方等に用いる。
196 イチイ
【生薬】イチイヨウ(一位葉) 葉を摘取って天日乾燥する。採取時期は何時でもよい。
【成分】アルカロイド:taxine、ジテルペン:taxinine、フラボノイド:sciadopitysin等。
【効能】民間で利尿、通経薬として糖尿病等に用いる。毒性があるので使用するには注意を要する。
195 ワレモコウ
【生薬】チユ(地楡) 晩秋から早春に根茎部を堀取り、水洗し、ひげ根を取除いて天日乾燥する。太く、堅いものが良品。
【成分】サポニン:sanguisorbin, ziyu-glycoside1, 2、tannin等。
【効能】収斂、止血薬として血痢、痔瘻、血崩、吐血、鼻出血、血便、喀血、月経過多、痔、腸炎に用いる。
194 オミナエシ
【生薬】ハイショウコン(敗醤根) 秋に掘取り、水洗して天日乾燥する。
【成分】トリテルペン:oleanolic acid, hederagenin、サポニン:patrinoside, scabioside、:patrinene, iso patrinene等。
【効能】消炎、浄血、鎮静、解毒、駆血薬として腫瘍、はれもの、浮腫、帶下、産後の腹痛、子宮出血等に応用する。
193 キバナオウギ
【生薬】オウギ(黄耆) 秋に掘取り水洗いし、根頭部と側根を切取ってから日干しします。根が太く、堅くて綿質で甘いものが良品。
【成分】2’, 4’-dihydroxy-5, 6-dimethoxyisoflavone、l-ca-navanine、フェノール配糖体、サポニン、イソフラボンなど。
【効能】利尿、強壮、降圧、末梢血管拡張、抗アレルギー作用があり、漢方では疲労倦怠、胃腸虚弱、内臓下垂、浮腫、盗汗、自汗、皮膚化膿症などに用いられます。
192 ハマビシ
【生薬】シツリシ(子) 夏ごろから果実が熟するので採取し、天日乾燥する。
【成分】フラボノイド:kaempferol等、アルカロイド:harmine,harmane等、サポニン:diosgenine等、その他:脂肪油、タンニン。
【効能】漢方では利尿、消炎、浄血薬としてめまい、頭暈、眼科疾患、皮膚痒感、腹痛などに用いる。
191 ニガキ
【生薬】ニガキ(苦木) 6〜7月頃樹皮を剥ぎ、適当な長さに切り揃え、縦割りして、陽干する。
【成分】苦味質:quassin, nigakilactoneA-N, picrasinA-G、アルカロイド:nigakinone等。
【効能】苦味健胃薬として消化不良、食欲不振、下痢に用いられる。
190 ギョウジャニンニク
【生薬】カクソウ(茖葱) 春から夏にかけて鱗茎ごと掘取り、外側のシュロ状の皮を取り去り、生のまま利用するか、天日乾燥して保存します。
【成分】methyl allyl disulfide, diallyl disulfide, methyl allyl sulfide等。
【効能】滋養強壮薬として疲労倦怠、食欲不振、便秘に煎じて、または薬用酒にして用いる。火傷、凍傷、痔、打撲に外用する。
189 ゲッケイジュ
【生薬】ローレル(月桂葉) 常緑のため必要なときに葉を漉くようにして採取するか剪定のときに採取し、陰干しします。生葉は苦味が強い。
【成分】精油1〜3%:cineol, eugenol, geraniol, pinen, terpinene等。
【効能】芳香性の苦味健胃薬。民間では煎液を神経痛やリウマチに、またハーブとして浴湯料、料理、ポプリ、ピローにも利用する。
188 カタクリ
【生薬】カタクリコ(片栗粉) 5〜6月、葉が枯れる頃に堀上、外皮を除いてからすり鉢ですりおろし、水を加えて布で漉し、沈殿した澱粉を水洗いしてから乾燥する。
【成分】デンプン。
【効能】民間薬として、すり傷、できもの、湿疹にデンプンを振りかける。病後の滋養に熱湯で溶いて、葛湯のようにして服用。
187 ハズ
【生薬】ハズ(巴豆) 夏から秋にかけて成熟するので採取し、果実ごと乾燥する。殻を取除き、種子を集めて再度乾燥する。大きく、充実し、色が白いものが良品。
【成分】種子油(30〜50%):croton, resin(樹脂), tiglic acid, crotonic acid,oleic acid, linalic acid等のglycerides、毒性タンパク:croton-albumin、峻下成分:tiglic acid, lactic acidのエステル。
【効能】峻下。種子油は皮膚刺激薬として外用に。
186 チョロギ
【生薬】ソウセキサン(草石蚕) 晩秋から春にかけて塊茎を掘取り、洗浄して、陽乾する。
【成分】stachydrine, choline, stachyose等。
【効能】かぜ、咳止め。
185 カボチャ
【生薬】ナンカニン(南瓜仁) 夏から秋の果実が熟したとき、種子を集め、付着した薄膜を除き天日で乾燥する。粒が豊満で外殻が黄白色のものが良品。
【成分】脂肪油:linolic acid, palmitic acid等のグリセリド、vitaminC, B1、cucurbitine等。
【効能】条虫、回虫駆除。
184 トウゴマ
【生薬】ヒマシ(蓖麻子) 8月頃から順次結実し、果実が褐色になり果皮が裂けていないものから採取する。秋まで採取可能です。天日乾燥後果皮を除く。粒が大きく、充実し、光沢のあるものが良品。
【成分】脂肪油:主としてricinolic acidのグリセリド、蛋白質:globrin, nucleoalbumin, ricin等、アルカロイド:ricinine。
【効能】種子を圧搾して得た脂肪油は峻下剤とするか、又は火傷などに皮膚緩和剤として用いる。他に印刷用インクや工業用、化粧品原料に使われます。
183 ゲンジン
【生薬】ゲンジン(玄参) 初冬に掘取り、茎、ひげ根を取去り、水洗後陽干する。生乾きになったら積み重ねて内部まで黒く変色させ、後陽干し、完全に乾燥するまでこの操作を繰返す。
【成分】harpagide, phytosterol等。
【効能】消炎、治瘡薬として咽頭炎、鼻炎、癰腫、瘰癧、便秘症などに応用する。
182 キク
【生薬】キクカ(菊花) 秋、花の満開時に花を摘み取り、蒸した後陽乾する。花弁が整い、色が類白色でにおいが良いものが良品(杭白菊)。
【成分】香気成分:2, 2, 4-trimethyl-3-cyclohexene-1-carbo-xylic acid。
【効能】解熱、解毒、鎮痛、消炎薬として、感冒、発熱、悪寒、頭痛、目赤腰腫痛、頭暈などに応用する。
181 ボウフウ
【生薬】ボウフウ(防風) 秋または春に掘取り、茎葉を取去り水洗し、天日で乾燥する。太く皮がきめ細かで締まっていて、頭部に毛が無く、断面に褐色の環があり、中心部が淡黄色のものが良品。
【成分】クロモン類:deltoin、5‐O‐methylvisanamminol、cimifugin、hamaudol等。
【効能】解表、風湿、止痛、止瀉の効があり皮膚疾患、消炎排膿、鎮痛薬とみなされる漢方処方に配合されます。
180 ネムノキ
【生薬】ゴウカンヒ(合歓皮) 夏から秋にかけて樹皮を剥ぎ、陽乾します。皮が薄く均一で、柔らかく光沢のあるものが良品。
【成分】quercitrin、ビタミンC、他にsaponin、tannin等。
【効能】不眠、いらいら、利尿、駆虫に煎じて服用するほか、打ち身、骨折、腫れ物に煎液を外用する。
179 センダン
【生薬】クレンピ(苦楝皮) 晩春から初夏に幹を切倒し、皮を剥ぎ取り陽干する。外表皮が滑らかでつやがあり、削げ落ちにくく、多くの皮目が見られる若い樹皮が良品。
【成分】トリテルペノイド:toosendanin, sendanin, melianone等、苦味質:margosin, ascarol等、クマリン誘導体:vanillic acid, nimiol等。
【効能】駆虫薬:回虫、ぎょう虫、条虫の駆除。胆道蛔虫湯等の処方に配合される。葉を煎じて害虫駆除に用いる。
178 セージ
【生薬】セージ(サルビア葉)開花期(5〜6月)に葉を採取し、速やかに乾燥する。
【成分】精油:thujone, cineol, borneol, linalool, camphor, pinenet等。
【効能】熱湯を注いだティーは消化不良、風邪、多汗、月経困難、更年期障害に服用。咽頭炎、扁桃炎、歯根炎にうがい薬としても用いる。
177 シャク
【生薬】ガサン(峨参)開花前の春、又は地上部が枯れた秋に掘取り、湯通しした後陽干する。質が堅く、白黄色、根が太いものが良品。
【成分】anthricin, isoanthricin
【効能】民間薬として消化促進、強壮、老人の頻尿に。韓国では前胡の代用として解熱、去痰に用いる。
176 ワサビ
【生薬】サンキコン(山葵根)栽培地では一般に秋から冬が収穫期ですが年中収穫することができます。
【成分】芥子油配糖体のsinigrinが酵素で加水分解され辛味成分allylisothiocyanateおよびbutylisothiocyanateを生じる。
【効能】辛味性芳香性健胃薬として消化を助け、食欲を増進する。すりおろしてリウマチや神経痛の患部に貼布する。
175 セリ
【生薬】スイキン(水芹)春から夏にかけて必要に応じて地上部を摘み取り利用、または陽干します。栽培品は晩秋から早春に抜取り出荷されます。
【成分】pentosan, persicarin、精油:pinene, myristin, terpinolene等。
【効能】民間薬。食欲増進や芳香性健胃薬に新鮮な茎葉または青汁を食する。黄疸、解熱、神経痛、リウマチに茹でて食べます。
174 スイセン
【生薬】スイセンコン(水仙根)随時鱗茎を掘起こし、水洗いして外皮を除く。
【成分】アルカロイド:lycorine, pseudlycorine, tazettine, pretazettine, galanthamine、精油:eugenol, benz-aldehyde、glucomannan等。
【効能】はれもの、乳腺炎、乳房炎、肩こりに摩り下ろした汁と小麦粉を混ぜ湿布する。
173 ユズ
【生薬】トウシ(橙子)10〜11月に熟した果実を採取する。
【成分】hesperidin、精油:pinene, limonene, linalool, gereniol等。
【効能】芳香性健胃、発汗薬。ユズ湯は冷え性、神経痛、腰痛、打撲傷、捻挫に。また、ひび・あかぎれや風邪の予防に。
172 ツワブキ
【生薬】タクゴ 秋、花の咲く前に堀上げ、水洗いして細根を取除き刻んで陽干する。
タクゴヨウ随時採取し生で使用する。
【成分】hexanal, senkirkine等。
【効能】消炎性解毒、健胃薬として用いる。葉には抗菌作用があり、生の葉の青汁は打撲、できもの、切り傷、湿疹や皮膚疾患に用いる。
171 ナギナタコウジュ
【生薬】コウジュ 秋の花期に地上部を刈取り、陰干しする。香りの強いものが良品。
【成分】精油:elsholtziaketone, naginataketone, sesquiterpene等。
【効能】下熱、発汗、利尿薬として夏の風邪、腹痛、下痢、神経痛、リウマチに用いる。浴湯料や漢方処方にも用いられる。
170 クロバナヒキオコシ
【生薬】エンメイソウ(延命草)
【成分】Diterpenoid:enmein, nodosin, isodocarpin, isodotricin, isodonol, enmedol, enmenol等。
【効能】苦味健胃薬として消化不良、食欲不振、腹痛に、また癪や胃の痙攣に民間薬として使用する。
169 ヨモギ
【生薬】ガイヨウ(艾葉) 初夏、花が咲かないうちに茎ごと刈取り、日陰で半乾燥した後、葉をしごき落とし、むしろなどの上で乾燥します。質が柔軟で芳香があり、下面に繊毛が多いものが良品。
【成分】精油:cineol,thujoe,artabsin、その他 adenine,acetyl choline,choline 等。
【効能】身体を温め、食欲増進、胆汁分泌促進、止血作用があり、腹痛、胸やけ、下痢、便秘、鼻血、血尿、痔に煎液を服用します。よもぎ風呂は腰痛、痔痛に良い。
168 ハマゴウ
【生薬】マンケイシ(蔓荊子) 秋に果実が成熟したとき採取、陽干し、挟雑物を取除く。粒が大きく充実し、芳香があって挟雑物の無いものが良品。
【成分】精油:α-pinene, camphene, diterpene alcohol、フラボノール誘導体:vitexicarpin、モノテルペン配糖体:agnuside
【効能】鎮痛、鎮静、消炎作用があり風邪による頭痛、解熱、中耳炎、関節痛に。民間では神経痛に浴剤として用いる。蔓荊子散、菊花散の漢方処方に配合される。
167 クララ
【生薬】クジン(苦参) 秋に根を掘上げ、主根部だけにして水洗いし、外皮を剥いで天日乾燥する。形が整っていて、黄白色、苦いものが良品。
【成分】アルカロイド:matrin, oxymatrine, sophpranol, anagyrine等。
【効能】苦味健胃、消炎、利尿、止潟、鎮痛薬として急性の下痢や胃炎に服用。消風散や苦参湯など漢方処方に配合されるほか、家庭薬原料に使われる。民間では煎汁をかゆみや疥癬に外用する。
166 ミツガシワ
【生薬】スイサイヨウ(睡菜葉) 夏から秋にかけて葉柄ごと刈取り陽干する。
【成分】苦味配糖体:loganin等、イリドイド配糖体:menthiafolin等、フラボノイド:trifoliin等、アルコール誘導体:benzyl alcohol等、トリテルペノイド:betulin等、タンニン、脂肪油。
【効能】民間薬。苦味健胃薬、鎮静薬として胃炎、胃もたれ、胃痛、消化不良、精神安定に煎じて服用。
165 オキナグサ
【生薬】ハクトウオウ(日本産白頭翁) 夏に掘取り、水洗して陽干しする。太くて長いものが良品。
【成分】protoanemonin, anemonin, hederagenin等。
【効能】消炎、収斂、止血、止瀉薬として白頭翁湯など漢方処方に配合される。民間では根の汁を痔やしらくもに外用する。
164 ハルウコン
【生薬】キョウオウ(姜黄) 初冬に掘取り根部を切離し、水洗して輪切りにして陽干する。切片が大きく、質が硬く、黄白色のものが良品。
【成分】精油:α-curcumen, β-curcumen, sesquiterpen-alcohol等、色素:curcumin
【効能】芳香性健胃薬として食欲不振、胸脇腹痛に、また月経痛や黄疸に服用する。
163 ネイハキンカン
【生薬】キンキツ(金橘) 生のまま使用する。短卵形で縦径3mm、横径2.5〜3mm、10〜13g。果皮は3mmほどで甘味と香が強い。
【成分】galactan、pentosan, fortunellin等。
【効能】民間薬。果実を氷砂糖と煮詰めて、咳や胃病に服用します。金柑酒は疲労回復に用います。
162 クワイ
【生薬】ジコ(慈姑) 主に生のまま用いる。茎の基部から出るほふく茎の先端に嘴状の頂芽を持った淡藍色の塊根。
【成分】澱粉、asparagine, betaine, choline, dextrin, pentosan等。
【効能】民間薬。産後の子宮出血、膀胱結石につき汁を服用。やけどに外用する。
161 フユノハナワラビ
【生薬】インチケツ(陰地蕨) 冬から春にかけて全草を掘取り、水洗後陽乾する。味はわずかに甘く、人参の味がする。
【成分】フラボノイド類
【効能】主に民間薬として用いられ、めまい、頭痛、腫毒、咳止め、吐血、解熱薬として用いる外、眼病にも使用される。
160 トウガラシ
【生薬】バンショウ(蕃椒) 夏から秋の果実が熟した頃茎ごと引抜き陰干しする。果実を摘み更に乾燥する。色艶が良く、辛味の強い物が良品。
【成分】辛味【成分】capsaicin, dihydro capsaicin、カロチノイド色素:capsanthin, β-carotene 等、その他ビタミンA, B1, B2, C adenine, bettaine 等。
【効能】辛味性健胃薬として食欲増進、消化促進、唾液分泌促進に用いる。また、皮膚刺激薬として腰痛、筋肉痛、肩こり、リュウマチ、関節炎に外用する。
159 ザクロ
【生薬】セキリュウカヒ(石榴果皮) 果実が熟し、先端部が割れたとき採取し、種子と内膜を取除き陽乾する。皮が厚く、紅褐色のものが良品。
【成分】タンニン10〜20%を含有する。その他粘液質等。
【効能】収斂、止瀉、駆虫薬として慢性下痢、脱肛、子宮出血、条虫駆除に用いる。黄連湯等の漢方処方にも配合される。
158 フジバカマ
【生薬】ランソウ(蘭草)蕾の頃地上部を刈取り、2〜3日天日乾燥し、さらに陰干しする。緑色で、葉が多く、開いた花がなく、香の良いものが良品。
【成分】精油:p-cymene, methy1 thymy1 ethtr, nery1 acetare, coumarin、o-coumaric acid等。
【効能】利尿、解熱、痛経やくとして糖尿病、浮腫、生理不順に用いる。皮膚の痒みや神経痛に浴湯料として用いる。
157 カワラケツメイ
【生薬】カワラケツメイ 8〜9月頃に花や果実の付いた全草を根ごと引き抜き、束ねて根を切り落とし、風通しの良いところに吊るして陰干しする。
【成分】アントラキノン類:emodin, chrysophanol、フラボノール類:luteolin, vitexin
【効能】強壮、利尿、鎮咳、緩下薬として腎炎、水腫、脚気、黄疸、便秘、偏頭痛、インポテンツ、夜尿症に用いる。
156 ハマスゲ
【生薬】コウブシ(香附子) 秋に堀上げ、天日で半乾燥した後、ひげ根を取り除き、残ったひげ根や鱗茎を火で焼去り、蒸してから日干します。形が大きく、暗褐色で質が堅く、香りの強いものほど良品です。
【成分】精油:α-cyperone, cyperotundone, cyperrol,sugetriol等、トリテルペノイド:oleanolic acid 等。
【効能】通経、浄血、鎮痛、鎮静薬として月経不順、生理痛、更年期障害などの婦人病に用いる外、慢性胃炎、十二指腸潰瘍、神経性胃炎等の処方に配合されています。
155 ジャノヒゲ
【生薬】バクモンドウ(麦門冬) 5月頃株を引抜き根の肥大部分を切取り、水洗後半乾燥した後、半日水に浸して芯を抜き陽乾する。新しく潤いがあり淡黄色柔軟で肥えたものが良品。
【成分】ステロイド配糖体:ophiopogonin A, B, C, D等、ホモイソフラボノイド:methylophiopogonanone A, B等、粘液質、糖類。
【効能】主として漢方処方用薬。鎮咳、去痰、緩和、滋養強壮薬として用いられる。
154 チガヤ
【生薬】ボウコン(茅根) 11月頃掘取り、水洗し、ひげ根を取り除き陰干しする。太く、白色で味の甘いものが良品。
【成分】トリテルペノイド:cylindrin, arundoin, fernenol, simiarenol, isoarborinol、糖類:sucrose, glucose、有機酸
【効能】清熱、利尿、消炎、止血薬として腎炎、水腫、血尿、脚気、黄疸、膀胱炎に用
いられる。
153 テンダイウヤク
【生薬】ウヤク(烏薬) 冬〜春にかけて塊根を掘取り、陽乾する。香りが良く、数珠状で、質が柔らかく、粉性に富んだものが良品。
【成分】精油:borneol, linderene, linderane, lindenenone, linderic acid 等。
【効能】芳香性健胃、鎮痛、鎮痙薬として消化不良、腹痛、嘔吐、頻尿に用いる。漢方では気剤として配合されることが多い。
152 スギナ
【生薬】モンケイ(問荊) 5〜7月に地上部(栄養茎)を刈取り、陰干しする。緑色で夾雑物のないものが良品。
【成分】equisetonin, isoequrcitrin, equisetolin, ケイ酸等。
【効能】主に民間薬として利尿、鎮咳、解熱、止血薬に用いられる。ウルシかぶれに生汁を塗布する。
151 アオキ
【生薬】生葉を火で炙って患部に貼付けます。生葉を利用するため生薬にして保存することはありません。
【成分】イリドイド配糖体:aucubin
【効能】抗炎症作用があり、火傷、はれもの、凍傷に外用する。陀羅尼助やお百草にキハダといっしょに煮詰める。
150 ウメ
【生薬】ウバイ(烏梅) 未熟または半熟した青果を藁か籾殻で燻し、薫製したもの。果肉が厚く柔潤で、酸味の強いものが良品。
【成分】有機酸類、sitosterol、oleanolic acid、ceryl alcohol等。未熟果にはamygdalinを含有する。
【効能】鎮咳、去痰、解熱、止瀉、駆虫、収斂作用があり、食あたり、風邪に民間で使用される外、漢方処方に配合される。
149 チャ
【生薬】チャヨウ(茶葉) 若葉を摘取り、緑茶、紅茶、烏龍茶などの製法に従い調整する。
【成分】caffeine、theophylline、arginine、theanine,タンニン:catechin,epicatechin、vitamin C
【効能】嗜好品として飲用される。中枢神経興奮、強心、利尿、血管拡張、気管支拡張作用がある。近年、抗菌、抗ウイルス、抗腫瘍性、抗酸化などが注目されている。
148 ゴシュユ
【生薬】ゴシュユ(呉茱萸) 11月頃緑褐色の未熟果を採取し、天日で速やかに乾燥する。臭いが強く、味は辛く苦味が有る。
【成分】精油:ocimene、脂肪油:goshyuic acid、アルカロイド:evodiamine, rutaecarpine, evocarpine、苦味【成分】limonin 等。
【効能】主として漢方薬に配合され、健胃、利尿、水毒による頭痛、嘔吐胸満に応用する。
147 シオン
【生薬】シオン(紫苑) 秋に堀り上げ、根と根茎を水洗し、天日乾燥。ひげ根を編上げて乾燥したものを弁紫苑という。根が長く、紫色、柔らかで強く、茎の付いていないものが良品。
【成分】astersaponin, shionone, quercetin 等。
【効能】鎮咳、去痰、利尿薬として射干麻黄湯、止嗽散等に配合される。
146 ツルドクダミ
【生薬】カシュウ(荷首烏) 秋に掘取り、大きいものは半分に切って陽乾する。質が重く、堅く、充実しているものが良品。
【成分】アントラキノン類:chrysophanol, emodin、tannin、lecithin等。
【効能】強壮、補血、瀉下剤。当帰飲子等一部漢方処方に配合される。
145 トロロアオイ
【生薬】オウショッキコン(黄蜀葵根) 秋に掘取り、外皮をはいで天日乾燥する。粉質、繊維性、折れにくいものが良品。
【成分】粘液質:rhamnose, galacturonic acid、糖類、脂肪油。
【効能】緩和、利尿、消腫、解毒、鎮咳、粘着剤として利用する。
144 オオバコ
【生薬】シャゼンシ(車前子) 秋に採取後よく陽乾し、種子を集める。黒褐色で実が充実したものが良品。シャゼンソウ(車前草) 夏、花期に根ごと採取し水洗後陽乾する。
【成分】シャゼンシ 多糖類:plantasan 等、イリドイド配糖体:adenine 等、フラボノイド:plantagoside 。シャゼンソウ イリドイド配糖体:aucubin、フラボノイド:plantaginin 等。
【効能】シャゼンシ 利水、止瀉、鎮咳、去痰薬。シャゼンソウ 利尿、止血、鎮咳、強壮、去痰薬。
143 ヤマグワ
【生薬】ソウハクヒ(桑白皮) 冬から春先にかけて根を掘起こし、皮を剥ぎ、コルク層を取除いて乾燥する。色の白いものが良い。
【成分】トリテルペノイド:α, β-amyrin, フラボノイド:morucin, クマリン:umbelliferone 等。
【効能】主として漢方処方用薬で、杏蘇散、五虎湯、清肺湯など鎮咳、去痰薬とみなされる処方に配合される。
142 セイヨウタンポポ
【生薬】ホコウエイコン(蒲公英根) 秋から春にかけて掘取り、水洗い後天日乾燥する。
【成分】トリテルペノイド:taraxasterol, taraxol, taraxerol, β-amyrin 等。
【効能】消炎、解毒、健胃、利胆、発汗、強壮、催乳を目的に民間薬として、また漢方薬にも配合される。
141 カキドウシ
【生薬】レンセンソウ(連銭草) 春の開花期に刈取り、陰干しする。
【成分】精油:l-pinocamphone, l-menthone、ulsolic acid、choline 等。
【効能】民間薬。利尿、鎮咳、消炎、解毒薬として黄疸、胆のう結石、腎炎、糖尿病、子供の疳の虫、喘息に用いる。
140 エンゴサク
【生薬】延胡索 茎葉が枯れた頃堀上げ、薄皮をはいだ後芯が無くなるまで茹で、天日乾燥する。大きくて中が黄色で光沢のあるものが良品。
【成分】アルカロイド:d-corydaline, dehydrocorydaline, d-glaucinedl-tetrahydropalmatine, l-tetrahydrocolumbamine等。
【効能】浄血、利尿、鎮痙薬として婦人薬や胃腸薬とみなされる処方に配合される。
139 ユキツバキ
【生薬】ツバキ油 秋に採取した種子を乾燥し、破砕した後、蒸熱し、圧搾する。
【成分】camellin、camellia-saponin、脂肪油:olein, palmitin等。
【効能】軟膏、硬膏、リニメント剤など製剤用基剤。その他、頭髪用、食用、燈火用、精密機械油。
138 クマザサ
【生薬】隈笹葉 常緑ですので本来は生葉を使う。保存には春〜秋に掛けて葉を採取し、蒸してから陰干しする。
【成分】flavonoid類:tricin、triterpene類:β-amyrin, friedelin、chlorophyl、vitamin類
【効能】民間薬として胃のもたれ、高血圧、感冒、疲労回復に用います。
137 サイカチ
【生薬】ソウキョウ(皀莢) 長さ25レ、幅3〜5レのねじれた扁平な鞘状で、表面は黒褐色、所々種子の入っているところが膨れている。振るとカサカサと種子の動く音がする。
【成分】gleditschiasaponing, gledinin, stigmasterol等。
【効能】去痰薬として用いるが、溶血性サポニンの含量が多く注意を要する。通関散や稀涎散等鼻や口に流して、覚醒や催吐を目的の漢方処方に配合される。
136 カラタチ
【生薬】緑衣枳穀(リョクイキコク) 強い臭いがあり、汁液の味は少し酸味があって苦い。
【成分】精油:d-limonene、フラボノイド:hesperidin, naringin
【効能】健胃、去痰、排膿、緩下薬として行気活血湯、枳穀益気湯などの漢方処方に用いられる。
135 イチョウ
【生薬】銀杏(ギンキョウ) 秋に熟した種子の柔らかい外種皮を腐らせて除き、水洗いしてから天日で乾燥する。種皮中層が白く、内乳が充実しているものが良品。
【成分】青酸配糖体、ginnol, ginkgolic acid, anacardic acid, bilobol。
【効能】鎮咳去痰、強壮。
134 ケイガイ
【生薬】荊芥穂 8〜9月花期の終わりごろ刈取り、乾燥後花穂を採取する。緑味を帯び、香味の強いものを良品とする。
【成分】精油0.8〜1.0%:l-pulegone, d-menthone
【効能】発汗、解熱薬として主に漢方処方に配合される。
133 ハトムギ
【生薬】苡仁生 秋に苞鞘(殻)が60〜70%茶褐色になるころ刈取り、乾燥後脱穀する。選別後、よく乾燥し、精白する。質が重く、大きく、内部が白く、粘着性のものが良品。
【成分】澱粉、蛋白質、脂肪油:palmitic acid 等、stigmasterol、coixenolide。
【効能】利尿、消炎、鎮痛、排膿薬として漢方処方に配合される。民間薬としては疣取り、肌あれ、滋養に用いられる。
132 アサガオ
【生薬】牽牛子 秋に結実したとき果実を採取し、乾燥後種子を分離する。黒色の種子を黒牽牛、白色の種子を白牽牛と称する。
【成分】瀉下【成分】pharbitin、脂肪油。
【効能】瀉下、利尿作用。
131 ユキノシタ
【生薬】虎耳草 花期に葉を取り、陰干しする。生薬で用いる時は随時採取する。
【成分】フラボノイド:quercitrin, saxifragin等。無機成分KNO3, KCI
【効能】解熱、鎮咳、消炎、解毒薬として風邪に用います。生葉は幼児のひきつけ、耳垂れ、腫れ物、火傷に用います。ほとんどが民間薬としての用法です。
130 マツホド
【生薬】ブクリョウ(茯苓) 夏から翌年の春にかけて採取し、表面が柔らかくなるまで通気性のないものに包んで表面に水分を出させます。外皮を削り取り、内部の白い部分を角状に切り取って陰干しします。質が重く、白色で、粘り気の強いものほど良品です。
【成分】多糖体:pachyman、四環性トリテルペン酸:eduricoic acid, pachymic acid等、その他:ergosterol等
【効能】利尿薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬、鎮うん薬、鎮痛薬、健胃消化薬、止瀉整腸薬、鎮吐薬、保健強壮薬などの漢方処方に繁用する。
129 フキ
【生薬】蜂斗菜 夏から秋にかけて根茎を掘取り、水洗いして乾燥する。蕗の薹 蕾のとき採取し、陰干しする。
【成分】quercetin, kaempherol等。
【効能】蜂斗菜 咳止め、解毒。蕗の薹 鎮咳、去痰、苦味健胃生。
128 ネコノヒゲ
【生薬】クミスクチン 開花期(夏〜秋)に地上部を刈取り、天日乾燥する。
【成分】benzochromene類:methylripariochromene A、orthochromene A、pimaranediterpen類:orthosipol A,B、orthosiphonone A,B
【効能】高血圧、糖尿病、腎結石、胆石、動脈硬化、腎炎、利尿、リュウマチ等
127 ダイウイキョウ
【生薬】ダイウイキョウ(大茴香) 8〜9月、2〜3月の2回採集し、弱火で乾燥します。形が大きく、紅色で油が多く、香りの強いものが良品です。
【成分】精油2.5〜3.5%:anethole85〜90% その他α,β-phellandrene, anisketone, safrole 等。
【効能】香辛料、芳香性健胃薬として用いるほか、ウイキョウ油(star anise oil)の原料にします。
126 クロマツ
【生薬】ロジン(松脂) テレピンチナ(生松脂)から精油を除いた樹脂。テレピン油 テレピンチナまたは材より得られた精油。
【成分】ロジン 樹脂酸:abietic acid, palustric acはid, pimaric acid 等。テレピン油 精油:α-, β-pinene, dipentene 等。
【効能】ロジン 軟膏や硬膏の基剤。絆創膏の粘着付与剤。テレピン油 皮膚刺激薬として神経痛などに外用。
125 ヨロイグサ
【生薬】ビャクシ 晩秋に掘取り、ハザ掛けして乾燥します。外皮が硬く滑らかで光沢があり、香りの強いものが良品です。
【成分】furocumarin誘導体:byakangelicin,byakangelicoloxypeucedanin,imperatorin,phellopterin等。
【効能】鎮静、鎮痛を目的に、主に漢方処方に配合されるほか、頭痛、鼻づまり、眼病、歯痛に用います。
124 ホソバオケラ
【生薬】ソウジュツ(蒼朮) 秋に掘取り、天日乾燥したもの。大きくて堅く、中に朱砂点があり、切ると霜の立つものが良品。
【成分】精油3.5〜7%:β-eudesmol,hinesol,atractylodinなど
【効能】健胃、発汗・利尿、鎮静、血糖降下を目的に、主に漢方処方に配合される。
123 オニノヤガラ
【生薬】テンマ(天麻) 冬(冬麻=良品)または春(春麻)に掘起こし、水に浸してから粗皮を除き、蒸してから風乾する。
【成分】フェノール類;vanillyl alcohol,vanillin,gastrodin等。
【効能】鎮痙、鎮痛、鎮静、強壮薬としてめまい、頭痛、精神不安、てんかん、手足の疼痛、リュウマチの痛みに用いる。
122 サンシチニンジン
【生薬】サンシチ(三七) 秋〜初冬(春七)または冬(冬七)に掘起こし、ひげ根を除いて自然乾燥(生三七)する。
【成分】サポニン3〜8%;ginsenoside Rb1, Rg1, Rg2、精油;panaxynol,β-sitosterol。
【効能】活血、補血、止血、止痛、抗炎症、抗酸化、肝保護作用などがあり、種々の出血や狭心症、高血圧、肝疾患、老化防止などに応用される。
121 モッコウ
【生薬】木香 10月〜1月にかけて掘り取り茎部を切除し、主根部を5〜20レに横切し、陽乾する。
【成分】精油1〜2.5%;costunolide, dehydrocostuslactone等。
【効能】芳香性健胃薬。婦人薬、精神神経用薬とみなされる漢方処方に配合される。
120 ケシ
【生薬】アヘン(阿片) 5〜6月にかけて開花後13日に果実を切傷刀で傷をつけ、でた汁液をかきヘラでかき集め竹の皮に広げ乾燥する。
【成分】アヘンアルカロイド;morphine, papaverin, codeine, noscapine, thebaine, narceine.
【効能】鎮痛、鎮静作用。
119 アカメガシワ
【生薬】アカメガシワ(赤芽柏) 7〜8月にかけて樹皮採取し、陽乾する。
【成分】苦味質;bergenin, rutin、タンニン等
【効能】消炎、鎮痛薬として胃・十二指腸潰瘍、胃腸病、胆石症に用いるほか浴剤としても用いる。
118 オオツヅラフジ
【生薬】ボウイ(防已) 夏〜秋にかけてつる性の茎または根茎を採取し、輪切りにして陽乾する。
【成分】アルカロイド;sinomenine, disinomenine, sinactine 等
【効能】鎮痛、消炎、利尿薬として主に漢方処方に配合されるほか、リウマチ、神経痛、むくみなどに煎服する。
117 ウスバサイシン
【生薬】サイシン(細辛) 7〜9月に根茎および根を掘取り、陰乾する。
【成分】精油2〜3%;methyleugenol,safrol等、辛味物質;peritolin等。
【効能】鎮痛、鎮咳、去痰、発汗、鎮静、利尿薬として主に漢方処方に配合される。

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